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【感想・ネタバレ】弘兼憲史 著「50歳からの「死に方」 残り30年の生き方」 島耕作シリーズの作者が語る人生のアドバイス

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「島耕作」シリーズでお馴染みの漫画家、弘兼憲史(ひろかね けんし)氏の著書「50歳からの「死に方」 残り30年の生き方」を紹介します。

こんな人お薦め

50歳を目の前にして、この先の人生に漠然とした不安を感じている人にお薦めです。 人生の先輩が書いた、50歳以降の人生を豊かに生きるための処方箋の一つです。

50歳の節目

私も、もうすぐ50歳。この本のようなタイトルに敏感に反応してしまいます。
これまでも、20歳、30歳、40歳の節目を超えてきたのですが、この50歳の節目というのは何か違います。近づくにつれ、仕事、健康、人生に対する将来の漠然とした不安がじわじわ湧いてきて常に付きまとうようになりました。また、これほど意識した節目は過去に無かったと思います。

その一番の理由は、やはり「老い」を感じるようになったためだと思います。孔子は、「五十にして天命を知る」といいましたが、そんな悟りのような境地に達するのでしょうか?天命とはなんでしょうか?

50歳という節目の向こうで、これからどう生きていけばよいのか。 そんな、悩みもあり、最近は、50代の節目を越えたたくさんの先輩方に、この先の人生の生き方についていろいろ聞いてみたい気持が強くあります。

そんな心境のなか、本屋を歩いているとき、平積みになっていたこの本のタイトル「50歳からの「死に方」にドキッとして足が止まりました。そして作者が漫画家の弘兼憲史(ひろかね けんし)氏だったこともあり興味があったので手にとってみました。

この本は、いまから5年ほど前の2014年10月3日初版発行です。そのとき著者は66歳。その16年も前に50歳の節目を迎えた人生の大先輩からのアドバイスです。

50歳は夏の終わり

50代は老いへの抵抗期、でもいいことだってある。
それは、「生きてきた自信」と「知恵」
そして、季節で言えば50歳は夏の終わりの頃、実りの秋を迎える年齢。
残り少ない夏を有意義に過ごし、実りの秋を謳歌しようではありませんか。

このような感じの書出しで読者を誘います。

サラリーマン卒業へのアドバイス

私のブログは、サラリーマンを卒業して雇われずに自由に生きることを目指しているオヤジの独り言を綴っているものでした。この本には、作者の体験談やアドバイスが豊富に書かれていますが、そのなかからサラリーマン卒業に役立ちそうなアドバイスをいくつか書き留めておきます。

ローリスク、ローリターン

老後の生活資金のことを考えて、50歳からはあまりリスクをとらずに、節約をしながらローリスクローリターンの生活を心がける。

友達を減らす

交際費のかかる必要のない友達を減らしていくこと。晩年は気の合う仲間が5~10人もいれば十分。

人生は片道切符

だから賭ける価値がある。サラリーマンの多くは50歳にもなると、自分の出世の限界が見えてきて、このままでいいのかと悩む。人生を次の何かに賭けてみてもいいじゃないか。たとえうまくいかなくても、一歩踏み出した勇気や本気で学んだことは、次のプランでも役立つはず。人生は片道切符。

転身は挑戦してみる価値がある。

苦労しても、同じ苦労を二度とすることはない 。

踏み出す前にもう一度冷静になって確かめよう。

転身、起業、「その世界で絶対にトップに立ってやる」「自分の手でこの人たちを喜ばせたい」といった強い動機や明確な意志がありますか?そのための必死な努力はできますか?

叶わない夢は持たない

「なりたいと思っても、なれないものはなれない」を悟るのが50代。「世の中は不公平だという現実を直視しろ」。継続、転身、起業、どの生き方を選ぶにしても50代からの人生計画には、実現性が無いものを入れてはいけない。「こうなればいい」という希望的観測すら許されない。そのくらい確実な現実性が求められる。 そして、目標には必ずタイムリミットを設定すること。

オタクを極めてプロになる

写真、音楽、50歳からでも遅くはない。趣味でも10年間一生懸命やれば、プロに近いところまで到達できます。今から10年。あなたが極めたい趣味はなんですか?

何をやるにも「土日の活用」がカギ

サラリーマンの場合、会社から解放された土日の時間をどう使うかが重要。転身や起業の準備、ボランティア、趣味を極める、小さな旅などをするにも土日の時間をつかわなければならないから。

著者は、本人が本気で、そして勝算があると思うのなら、転身、起業は積極的に勧めています。なぜなら、著者も20代で大手電気メーカーを辞めて漫画家に転身した過去があるからです。ただ、これは大きな賭けだったといっています。

著者は50歳以降を生きるための一般的な心構えや死についての考え方を述べていますが、このあたりは本書をじっくり読んでみてください。

50歳代には、雇われない生活が送れるよう頑張りたい

著者は若い頃、映画監督になりたかったそうですが、チームで行動するの嫌で、一人で自己実現できる漫画家の道を選んだそうです。群れずに、自分の足でしっかりと立つこと、それが大事だと信じていて、結果的に正解だったそうです。
私もできるだけ早くサラリーマンを卒業し、雇われないで 生きていけるよう頑張りたいと思います。最後は孤独死かも知れませんが・・・

この本に書いてあることは、先輩からのメッセージの一つとして素直に受け止めたいと思います。

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50歳からの「死に方」 残り30年の生き方 (廣済堂新書)

50歳からの生き方は「死に方」である

目次

序章 それは、夏の終わり
第一章 直面する現実と覚悟
第二章 これから、どう生きるか
第三章 今、すべきころ
第四章 その先にあるもの

著者 弘兼 憲史
発売 2014年9月21日発売
発行 廣済堂出版
ページ数 191ページ
価格 800円+税

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