確定申告書の提出方法
確定申告書の提出方法は、直接税務署に行って提出してもいいですし、郵送でも可能です。最近では、e-Tax(イータックス)のシステムを利用してネットで申告が可能です。
私の場合は、管轄の税務署が申告期間中に2日間だけ休日(日曜日)に窓口を開けてくれるので、毎年その機会を利用して、散歩ついでに税務署に出向いて申告書を提出しに行っています。
e-TAXにも興味があるのですが、以前税務署に行ったときに詳細を聞いたところ、e-TAXによる申告には、「マイナンバーカード」と「ICカードリーダライタ」が必要だといわれ、それ以来関心が薄れていました。
今年(H31年;2019年の1月)からe-TAXでの申告が、さらに便利になったようです。
確定申告書作成のため国税庁のwebサイトを見ていると、下図のようにH31年(2019年)1月からe-TAXでの申告方法に「マイナンバーカード方式」あるいは「ID・パスワード方式」が新たに加わったとの案内が出ていました。
主な変更点
①これまで(図の現行方式)は、申告時に「ID・パスワード」「マイナンバーカード」「ICカードリーダライタ」の3つが必要でした。
一方、新しい方式は、
②「マイナンバーカード方式」では、「マイナンバーカード」と「ICカードリーダライタ」だけで電子申告を利用できるようになりました。(「ID・パスワード」が不要)
③「ID・パスワード方式」では、「ID・パスワード」だけで電子申告できるようになりました。(マイナンバーカードとICカードリーダライタが不要)。ただし、「ID・パスワード」の発行には、事前に税務署に出向いての本人確認が必要とのことです。
※現行方式でも継続して申告可能とのことです。
この3つの方式では、私は、マイナンバーカードもICカードリーダライタもいらない「ID・パスワード方式」が便利だと思いました。でも、Q&Aを読んだところ、「ID・パスワード方式は、マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応。(導入後、概ね3年を目途に見直し)」と書いてあったので。最終的には、②マイナンバーカード方式に統一したいようですね。
3つの申告方式の違いをまとめると次のようになります。
表1.3つの申告方式の違い
方式 | e-TAX開始届出書 | ID・パスワード | マイナンバーカード | ICカードリーダ・ライタ | 備考 |
①現行方式 | ○ | ○ | ○ | ○ | 利用者識別番号や電子証明書が必要。平成31年1月以降もこの方式で申告可能 |
②マイナンバーカード方式(原則) | × | × | ○ | ○ | H31(2019年)1月から利用可能 |
③ID・パスワード方式(暫定対応※) | ○ | ○ | × | × | 事前に税務署で本人確認(ID・パスワード方式の届出完了通知を受取る)H31(2019年)1月から利用可能 |
(○:必要、×:不要)
※ID・パスワード方式は、マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応。(導入後、概ね3年を目途に見直し)
3つの申告方式の違いについての詳細は、国税庁Webサイト「e-Tax利用の簡便化の概要について」、または下記のYouTube動画「e-Tax利用の簡便化」(国税庁動画チャンネルより)でご確認ください。
YouTube動画「e-Tax利用の簡便化」(国税庁動画チャンネルより)
私は、申告方法は基本的に税務署に出向いて直接提出しようと思っていますが、都合が悪くて行けなくなる場合も想定して、来年からはe-TAXも使えるようにしておこうかなと思いました。
参考
確定申告書等作成コーナーからe-Taxで確定申告する方法 (国税庁動画チャンネルより)
さらに、H31年(2019年)からスマホでも申告できるらしいですよ。
国税庁のWebサイト「 (個人の方へ)平成31年1月からe-Taxの利用手続がより便利になります(PDF:1,477KB)」