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マネーフォワード主催の「副業JAM2019」で杉村太蔵氏の講演「人生100年時代の太蔵流キャリア形成術」を聴きました なかなか興味深い内容でした

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2019.2.9(土)に大崎ブライトコアで開催された株式会社マネーフォワード主催の副業JAM2019に顔を出してみました。

開催時間は13時から19時までだったのですが、この日、東京には大雪の予報がでていたので交通機関の麻痺を心配し、参加を躊躇してました。ただ夕方になって、雪はそれほど積もりそうもないと判断し、急遽参加してみることにしました。会場に到着したのは既に17時過ぎでした。

結局、セミナーでは、18時から19時に行なわれた元衆議院議員の杉村太蔵氏の講演「人生100年時代の太蔵流キャリア形成術」が聴けただけでした。

杉村太蔵さんといえば、議員当選後に「早く料亭に行ってみたい」「念願のBMWが買える」「120%小泉チルドレンでございます」等の自由奔放な発言が記憶に残っていますが、2010年の参議院選挙で落選してからは紆余曲折あり、現在ではコメンテーターとしても活躍しており、また、アベノミクスによって株式投資で大儲けしたとも聞いています。(私はこの話を聞きたかったのですが、今回は触れてませんでした)。いまでもメディア等で活躍されている方です。

その彼が、今回どんな話をするのか興味あったので聴講してみました。それが思った以上に面白い内容でしたので、忘れないうちに、話のポイントと気づきについて、特にフリーランスという働き方の視点で印象に残ったことをいくつかメモしておきます。

人は思い込み、特にネガティブな情報にひっばられる。客観的事実に基づいて判断することが重要

彼は、スウェーデン出身の医師・公衆衛生学者ハンスロスリング氏の著書「ファクトフルネス」を読んだ気づきを紹介しました。この本は「多くの人は事実と違う思い込みをしている。特にネガティブな情報ににひっばられてしまう傾向にあるので、客観的事実に基づいて判断することが重要」ということを教えてくれているといいます。特に新聞やテレビ・週刊誌にはバイアスがかかっていることが多いので、その記事を一度疑ってみることも必要とのことです。

杉村氏自身も、今はフリーランスとして活動しており、「杉村太蔵株式会社」という自分自身の経営者として、経営判断していく際に、「ファクトフルネス」に書いてあることを思い出し、客観的事実に基づいた判断を心がけるようにしているとのことです。

杉村氏が引用していた「ファクトフルネス」の内容を著者のハンスロスリング氏が講義している動画がYouTubeに公開されていました。こちらも興味を引きます。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

リーダーの資質はアウトプット。自分の考えを分かりやすく他人に伝えることが重要

次に、観客を巻き込んだワークショップのような時間がありました。
杉村氏から、会場の聴講者に向け、次の日本史の三つの出来事のうち、一番大きな転換点になった出来事は何かという質問が投げかけられました。これはアメリカのハーバード大学の日本史の講義の試験問題だそうです。その三つの出来事とは、「①関が原の戦い。②明治政府誕生、③第二次世界大戦の敗戦」です。そして、私たち観客は、これら三つのなかから自分が最もだと思うものについて各々手を挙げました。そして、それぞれの選択支について挙手をした人の中から20代の若い観客一名ずつを代表として選び、登壇させました。何をするのかなと思ってみていると、杉村氏は、「それぞれの方に、何故その選択肢を選んだのか、理由を一分で話してもらい、誰が最も説得力があったかを、会場の拍手の大きさで決めます」と言うのです。登壇した若者は突然の事で焦ったと思いますが、即興で何とか自分の考えをまとめて、会場の皆さんに伝えていました。結局、①の「関が原の戦い」について話した若者へ一番大きな拍手が送られました。登壇したみなさん、お疲れ様でした。

この後、杉村氏の解説がありました。

彼は、三つの選択支のうちどれが正解かを決めたかったのではなく、この受け答えを通して「リーダーの資質はアウトプットで決まる。リーダーは自分の考えを分かりやすく他人に伝える力を持つことが重要である」ということを伝えたかったのです。

そして彼は続けます。

「みなさんは情報や知識のインプットはしこたま受けてきているはずです。」
「でも、フリーランスは自分自身がリーダーです。リーダーとなって自分自身を運営していかなければなりません

何かの受け売りかもしれませんが、なかなか説得力のある話です。

環境の変化に対応できたものだけが生き残る。

杉村氏はダーウィンの「進化論」を好んで読むそうです。
そこには、一言でいうと「環境の変化に対応できたものだけが生き残る」ということが書いてあるといいます。

彼の話を要約すると、「これからの日本は、人口減少、低成長社会など、大きな変化を迎えようとしている。これまでも、日本人は、維新や戦争など大きな変化を克服してきた。これから迎える変化にも対応できるはずだし、しなければならない。これは個人にも当てはまる」ということです。

「考えていないで、とにかくやってみろ」「売りたいものと売れるものは違う」

最後に、2010年の参議院選挙で落選後に社会に放り出された頃から現在までの話をされました。特に、無職で路頭に迷っていた頃、TBSから番組「サンデージャポン」への出演依頼があり、「元議員がバラエティーにでても問題ないか」などと慎重に考えた末、出演することになった。出演の反響は大きく、それ以降、ほぼレギュラー出演、その後、他局からも次々出演のオファーがきたとのこと。
なぜこんなに声がかかったか自分でも理由がわからなかったが、よく考えてみたら、「自分のうっすいコメントを明るく発言するキャラクターが受け入れた」と分析していて、それ以上でもそれ以下でもなく、そのキャラクターでなかったら、呼ばれなくなると言っていました。

そして、最後に、彼はこういいました。

会場の皆さんに伝えたいことは、

「人生、先はどんなことがあるかわからない」

「考えていないで、とにかくやってみろ」
「売りたいものと売れるものは違う」

ということです。

お薦めの一冊

彼のお薦めの一冊は、サミュエルスマイルの「自助論」だそうです。

私も読みましたが、この本は「人間成長に自立自尊の心がいかに大切か」ということを説いた本です。若いときに読んでおくことをお薦めします。

最後に

杉村太蔵氏。今でも「薄口評論家」という肩書きでメディアでもユニークな発言をしてその存在感を示していますね。これからも活躍が楽しみです。

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