身体がだるいので会社を休んだ
先週の月曜日の朝、身体がだるく頭も痛くて、仕事する気になれなかったので、会社を休みました。今考えると、その前の週末に、上司から、「事業部の方針と各課の役割が変更になったので、来年1月から業務テーマが大きく変る予定」「仕事内容も異なり仕事量も増えそうだから『覚悟』しといて」ということを伝えられ、ちょっと精神的な混乱が生じていたので、それが体に出てしまったのかも知れません。
こういうのが、たまにあるんですよね。
まあ、周りから見たら、ちょっとしたサボりかも知れませんが。
10時ごろになったら体調が安定してきましたが、会社には行かず、自宅に篭ってました。部屋の中がちらかっていたので片付けていると、机の上の山積みの書類の中から一通の「葉書き」が出てきました。よくみると「運転免許証の更新のお知らせ」でした。届いていたのをすっかり忘れていたので、見つけてラッキーでした。
ということで、このサボりを利用して、近くの警察署に更新手続きに行くことにしました。
サボリーマン、運転免許証の更新に行く
自慢じゃないですが、私は、ほぼ毎日車を運転していますが、免許取得以来、おかげさまで人身事故や違反がありません。今回もゴールド免許での更新となりました。(パチ!パチ!)
警察署に到着し玄関を入ると、更新のフロアはものすごく空いていました。受付で手数料を支払い、恒例の「交通安全協会への誘い」を切り抜け、申請書に住所氏名など必要事項を記入し、収入印紙を貼って提出。視力検査をクリアーし、すぐに記念撮影。にこやかに「ハイポーズ」とはいかず、まじめな顔であごを引いてレンズを見つめて「パシャ」。ここまでベルトコンベアに乗って工程検査を受けている工業製品のような無機質な流れ。その後しばらく待つと、小部屋に7名ほどが集められ、交通安全協会の方々による講習会が始まりました。
まず、工事現場から現れたような制服姿の、おじちゃんが手刀を切りながら腰を低くして前段に登場、正面の液晶モニターとDVDのスイッチをONすると、恐ろしい交通事故の映像が映し出され、最近話題のあおり運転の禁止のことや運転上の注意点の解説が流れていました。それが終わると、次は、リオ・オリンピックのシンクロのコーチだった井○氏のような顔をした、おばちゃんがでてきて、自転車保険の義務化や準中型免許の新設の法令改正点や、最近の事故発生状況など説話がありました。それを聞きながら、交通安全協会の職員ってどんな人なんだろう?警察のOBなのかな?とおもっていると講習は終了。最後に免許証が配布され、更新手続きはめでたく完了しました。ここまで時間にして1時間弱。
出来立て免許証の写真と、穴の開けられた古い免許証の写真とを見比べたとき、5年という歳月の流れを実感しました。そして新しい写真の寝癖で変形した自分の髪型を見て「あ~やっちまった~」と後悔です。
更新条件によって、講習時間、支払手数料、有効期間がかなり違う。
ところで、私のようにゴールド免許で更新した場合、更新手数料は3000円、講習時間も30分で済みます。人身事故や違反をすると、手数料が高くなり更新時間も長くなると聞いていたのですが、どのくらい違うのか疑問に思ったので調べて表にまとめてみました。(下表)
更新条件と講習時間・手数料・更新後の有効期間(70歳未満の場合)
※1.グリーンの免許証でも、更新期間までに中型などの上位免許証を取得した場合、3年未満でもブルーの免許証になります。
(2018.12.22調べ)
70歳以上の高齢者の場合は、特別な講習が必要、免許の有効期限も3年。
免許証の更新満了日の年齢が満70歳以上の人は「高齢者」の区分となり、優良運転者(ゴールド免許に該当)であっても、免許証の有効期間は3年となります。また、高齢者が免許更新を希望する場合は、更新手続き前に指定の自動車学校で「高齢者講習」の受講が必須です。さらに75歳を超えると高齢者講習に加え、「講習予備検査」も必要です。(2018.12.22調べ)
違反講習者と優良講習者、講習時間と手数料の差は意外と大きい
ところで、違反者講習はゴールドの優良講習と比較し、講習時間が30分多く、手数料も850円多く、有効期間が2年短いようです。
もし、30歳から70歳まで、毎回「優良講習」で更新する人と、毎回「違反講習」で更新する人がいた場合、講習時間と手数料にどのくらいの差がでるのか計算してみました。
その結果、ずっと優良更新した場合は、70歳までに8回更新があり、講習時間は合計4時間、手数料は24,000円、
一方、ずっと違反更新した場合は、70歳までに14回の更新があり、講習時間は合計28時間、手数料は53,900円となりました。
違反で更新している人は、ゴールド更新と比較して、講習時間が24間長く、手数料が29,900円多くなり、その差は歴然です。とくに講習で丸一日(24時間)も多く拘束されるのは、ほんと時間がもったいないですね。
違反講習の対象となると、事故や違反でお咎めを受けた上、さらに講習で長時間拘束され、お金も多く払わされる。
ほんとに割に合いません。
最も割に合わないのは、講習時間よりも、人身事故
事故はお互いが気をつけなければ防げない状況もありますが、どのような事故にしろ、起きてしまってはお互い面倒なことばかり。さらに取り返しのつかない事故もあり、その場合は、加害者側も被害者側もどちらも悲劇です。
加害者は、悔恨の苦しみに長期間苛まれます。
被害者やその家族は、耐え難い悲しみと怒りで長期間苦しみ続けます。
私も、事故を起こさないよう、引続き交通ルールを守り、周囲の状況に最大限注意を払って、安全運転に心がけたいと思います。