2019年5月末に急性心筋梗塞の手術をしてから一年が経ちました。
とりあえず一年間、再発せず、それ以外の病気にも事故にも遭わず、生きながらえたことに感謝です。
いま考えると心筋梗塞で倒れる前は、だるくて疲れやすい慢性的な体調不良が長く続いていて、度々会社を休んでいたのを思い出します。
会社に行くのはおろか、生きているのがやっとという感じでした。
そしてこのまま年を取ると、体力もどんどん落ち、もっと辛い日々がやってくるのかと思うようになり、5年後いや3年先の世界を生きている自分の姿というのを全くイメージすることができなくなりました。
もしかしたらあと数年以内に自分は死ぬんじやないという漠然とした不安でした。
いま考えるとそれが前兆だったのかも知れません。
予感が的中しました。
ある日の明け方、突然の激痛に襲われました。
からだのなかを直接えぐられているような背中のあたりの絞扼感。
左肩から腕にかけての痺れるような痛み。
最初は単なる肩凝りだと思ったのですが、安静にしていても痛みは全然治まる気配がありませんでした。
今まで経験したことのない身体の奥深くが締め付けられているような痛みが続き不安になってきました。
それは昔、なんとなく読んだことのある医学書に載っていた症状でした。
すぐに心筋梗塞あるいは近くの血管の異常じゃないかと疑うことができました。
一刻の猶予はない、ということはなんとなく分かりました。
本能なのでしょうか、やり残したことがあるからでしょうか、
それともPCのHDDを消去してなかったからでしょうか・・・
まだ死にたくないなあ、もう少し生きたい、いや、生きないといけないという思いが強くなりました。
そして躊躇せず自分で119番をしました。
駆けつけた救急隊に見つけてもらい、病院まで搬送してもらいました。
到着後すぐに心電図と心エコーの検査をしました。
診断は案の定、
急性心筋梗塞
すぐに緊急のカテーテル手術が行われ、なんとか一命をとりとめました。
その後の検査によると、かなりの範囲で心臓の筋肉にダメージを受けているそうです。
今では、あのまま死ななくて良かったと思っています。
まだやり残したことがあるということ。
そして、これからまだまだやりたいことが見つかるという希望があるからです。
迅速な対応をしてくださった救急隊の方や病院のスタッフの方々には大変感謝しています。
そしてその後のリハビリや栄養指導してくださったスタッフの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
こんな、ダメリーマンのオッサンの命を助け、社会復帰を支えてくれて、本当にありがたいです。
助けてもらったからには長生きしないといけないとも思っています。
ところで、その後についてです。
おそらく、まだ心臓の血管にもそしてそれ以外の血管にも動脈硬化という爆弾を抱えているはずです。
でも20㎏のダイエットに成功し、定期的な運動も続けているためか、倒れる以前のような体調不良はほとんどありません。
今は将来に前向きになることができています。
やっぱり倒れる前は肉体的にも精神的にも相当負担がかかっていたんだと思います。
倒れたことで、人生がリセットされた感じです。
あれから一年、その間、消費税率引き上げ、大型台風による風水被害、新型コロナウィルスの世界的パンデミックなど世の中は大きく動いています。
景気や株価もダイナミックに変動してます。
そんな状況でも資産は順調に増えてきています。
どれも、生きていたから経験できたこと。
次の人生のリセットは、
もう少し資産からのキャッシュフローが増えたところで、
”生きて”サラリーマンを卒業する時にしたいと思います。