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【感想・ネタバレ】10年前、ロバートキヨサキ著「金持ち父さん、貧乏父さん」から受けた衝撃は今でも忘れない。サラリーマンは早いうちに一度読んでおくべき、その理由とは?

更新日:

みなさんは『金持ち父さん 貧乏父さん』という本をご存知でしょうか。

1997年に初版が発行されたロバートキヨサキ氏の著書です。世界的にもベストセラーになりました。この本には、お金持ちになるための6つの教えと、3つの実践のヒントが書かれています。

私からみなさんに伝えたいです。

サラリーマンは、早いうちに「金持ち父さん、貧乏父さん」を一度読んでおくべきです。

ここでは、「金持ち父さん、貧乏父さん」とはなんなのかを解説し、なぜ早いうちに読んでおいたほうがいいのか、その理由を説明します。

こんな人にお勧め

サラリーマンとして会社に尽くし一所懸命働いているのに、何でお金が貯まらないんだろうと嘆いている人。職場の上司や人間関係に煩わされたり仕事が好きになれず、会社に行くのが嫌になった人。

一流企業に入り、仕事も順調で、結婚・子供・マイホーム・車などを手に入れ、今、人生が順風満帆だと感じている人。そんな人にも是非読んで読んでもらいたいです。(むしろこちらの方にお勧めします)

「人生観」や「経済的な価値観」が大きく変わります。

私は、2009年にこの本に出会い衝撃を受けました。リーマンショック後のこともあって、「金持ち父さんの教え」を必死で理解しようとした記憶があります。そして「経済的自由」という言葉に惹かれ、サラリーマンを早く卒業したいと思ったのはこの本が大きく影響しています。価値観が変わったのです。

もっと早くこの世界の「現実」に気がつけばよかったと思っています。

逆に言えば、この価値観の変化がなければ、サラリーマンも卒業できないし、お金持ちにもなれないということです。

「金持ち父さん、貧乏父さん」とは

この本には、お金持ちになるための6つの教えと、3つの実践のヒントが書かれています。読んだことがない人に、そのエッセンスをちょっとだけ紹介します。

この本には二人の父さんが登場します。「金持ち父さん」と「貧乏父さん」です。貧乏父さんは、主人公ロバート(著者)の実の父親のことで、職業は学校の先生、大学で高い教育を受け、成績も優秀でした。一方、金持ち父さんは、ロバートの友達マイクの父親のこと。彼は高校を出ていませんが、建設会社やコンビニ、レストランなど多くの事業を経営している実業家です。

ロバートが9歳になったある日のことです。知り合いのジミーが友人を誘って別荘にいきました。でもロバートとマイクの2人はジミーに誘われませんでした。理由は「貧乏人の子供だから」です。ロバートはそのことを知りショックを受けます。そして「金持ちになる方法」が知りたくて、マイクの父親(後の金持ち父さん)に教えを請うというというところから物語は始まります。

金持ち父さんと貧乏父さんの人物像

 金持ち父さん貧乏父さん
人物ロバートの友人マイクのの父親主人公ロバート(著者)の父親
職業多くの事業を経営している実業家学校の先生
学歴高校すらでていない4年生の大学を2年で卒業、博士業取得、他に3つの大学をはしご。成績優秀

この二人の父さんの考え方の違いから、「金持ちになるには」どのような考え方で行動していけばよいのかということを私たちに教えてくれます。

ここでは六つの教えのうち、最初の2つの教えについてそのポイントを簡単に説明します。

第一の教え、金持ちはお金のためには働かない
第二の教え、お金の流れの読み方を学ぶ

第一の教え、「金持ちはお金のためには働かない」その意味とは

ギョッとするタイトルですが、第一の教えでは、お金持ちになるために必要な「マインド」を教えてくれます。

金持ち父さんと貧乏父さんの考え方の違い

金持ち父さんと貧乏父さん、二人とも若い頃の収入は同じくらい、しかも同じように、よく働きました。
でもお金に対する考え方が決定的に違いました。真逆なのです。
そのために、二人のその後の人生が、経済的に全く違った結果になりました。

いったいどのように違ったのでしょう?

二人の父さんの考え方の違いと、その後迎えた晩年の状況について書かれている部分を抜粋し表にまとめてみました。

金持ち父さんと貧乏父さんの考え方の違い

 金持ち父さん貧乏父さん
稼ぐ方法自分のためにお金を働かせるお金のために自分が働く
お金に対する口癖、金がないことが悪の根源。お金は力金への執着は悪の根源。お金に興味ない。大切なのはお金じゃない
お金がないときは、どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるのかと自問するそれを買うお金はないと諦める
税金は、生産する者を罰し、生産しない者に褒美をやるものだ金持ちはもっと税金を払うべきだ
勉強して、いい会社を買えいい会社に入れ
国や会社に依存しない依存する(年金、福祉)
お金に対して、リスクをとる安全第一
持ち家は、負債資産
お金の使い方は、投資貯金
子供に教えるのは、ビジネスや投資のプランいい仕事に就くための履歴書の書き方
自分は、金持ちだと思い込む絶対に金持ちにはなれないと思い込む
子供がいるから、お金持ちでいるのだお金がないのだ
家族と食卓では、お金やビジネスの話をするお金の話をしてはいけない

皆さんはいま、どちらの父さんの考え方でしょうか?
おそらく「貧乏父さん」に当てはまる人のほうが多いのではないかと思います。

数十年後、この二人の父さんはどのような晩年を迎えたでしょうか。

晩年の様子

 金持ち父さん貧乏父さん
最後は裕福、経済的に豊かになった。貧しく、死ぬまでお金に苦労した。
子供達に残したものは遺産未払いの請求書

二人の晩年は全く違っています。

皆さんはどちらの父さんになりたいですか?

二人の決定的違いは、なんだったんでしょうか。それは、

貧乏父さんは、お金のために働いていた。
金持ち父さんは、自分のためにお金を働かせていた。

ということです。

この考え方の違いが、将来の貧乏と金持ちの差を生んだのです。

この本を読むと、自分が将来「金持ち父さん」「貧乏父さん」のどちらになるのかは、環境や他人のせいではなく、自分のマインド(考え方)と行動次第ということに気づかされます。

第二の教え、「お金の流れの読み方を学ぶ」その意味とは

第二の教えは、お金持ちになるためには、お金の流れを理解し、適切な意思決定と行動ができる能力(ファイナンシャル・リテラシー)が重要だということを教えてくれます。

お金を「どう稼ぐか」より「どう管理するか」、すなわち、どうやってお金を自分のために働かせるかということです。

それには「会計学の知識」が理解の助けになります。

収入と支出の額を表す、損益計算書。資産と負債のバランスをあらわす「貸借対照表(バランスシート)。この2つから読み取れるお金の流れの物語の意味を理解することが重要です。

そのためにはまず、

資産と負債の違い」を知る

ことが第一です。

資産は私のポケットにお金を入れてくれる。
負債は私のポケットからお金をとっていく。

ということを頭にいれてください。

これに従うと、例えば、「持ち家」は資産でなく「負債」ということになります。
これ、どう思いますか?

2人の財務諸表

貧乏父さんの財務諸表は、 「収入=支出、資産<負債」
金持ち父さんの財務諸表は、「収入>支出、資産>負債」

この違いは、2人のお金の流れに決定的な差を生みます。そして、貧乏父さんがお金に苦しんでいるあいだ、金持ち父さんはますます金持ちになっていくのです。

ラットレースの罠

本の中に、「ラットレースの罠」というのがでてきます。

「ラットレースの罠」とは、収入が増えれば支出も増加し、資産に投資するための余裕が永久に出てこない状態です。まるで、回転カゴの中でずっと回り続けるねずみのように、いくら漕いでも前進しない(お金がたまらない)状態のことです。

人は結婚して子供が産まれ、マイホームを買い、車も買い、子供をいい学校に行かせようとすると、支出がどんどん増えていきます。それを補うために収入を増やそうとしますが、収入アップに、昇給、昇格による給料アップに頼る道を選ぶと、貧乏父さんの財務諸表のようになり、徐々に苦しい生活になってしまいます。そして、いざ抜け出したくなっても、収入が途絶える恐怖のため抜け出せない状況になるのです。でも、これが世間でいわれている「普通」、すなわち「貧乏父さん」の人生なのです。

このラットレースから抜け出すには、みんなと同じことをするのではなく、財務諸表を改善し、お金の流れを貧乏人の流れから、金持ちの流れに変える必要があるのです。

自分の家計の「裕福度」を計算してみる

お金持ちを測る尺度として「裕福度」という概念がでてきます。

次の式で表されます。

裕福度=資産からのキャッシュフロー(手残り)÷支出×100   [%]

裕福度が100%以下だと、ずっと給料をもらい続けないと家計がなりたちません。
裕福度が100%になると、給料に依存しない生活が可能です。
そして裕福度が100%を越えると、余ったお金で資産を買う余裕ができ、給料をもらわなくても収入がどんどんん増えていく状態になります。

そう、「金持ち父さん」になりたいのなら、裕福度が100%を越えるようになるまで、ひたすら「資産を買い続ける」ことをすればいいのです。

もう一度言います。

第二の教えは、お金の流れ(使い方)を理解することです。

金持ちは資産を買う。
貧乏人の家計は支出ばかり。
中流の人間は、資産と思って負債を買う。

ということなのです。

この言葉の意味が理解できたら、あなたも金持ち父さんの仲間入りかもしれません。

ロバートキヨサキ氏の言葉

ネットを検索していたら、あるサイトで、日本の若者たちへ向けたロバートキヨサキ氏の言葉を見つけま見つけました。

「『良い学校を出て良い会社に入り、お金を貯めてマイホームを買い、長期に分散投資をしましょう』という古いアドバイスに従っている人は負ける。もはや政府も会社も面倒を見てくれない。その傾向は今、ますます顕著になりつつある。あなたの将来を他人まかせにしてはいけない。今こそお金と投資について学ぼう。ファイナンシャル教育が身に付けば、お金を自分のために働かせる方法がわかる。学びたまえ。あなたの成功を心から祈っている。」
https://news.mynavi.jp/article/20131108-a069/

この本で言いたいことはこれに集約されていると思います。

私が10年前にこの本を読んで、感じ行動したこと

金持ちか貧乏かは、持っているお金の量ではなく、自分の考えと行動で決まるってことです。そのためには、お金に関するしっかりとした知識を身につけることが必要だと感じ、お金に関する様々な本を読み漁りました。

そして、株式投資と不動産投資を本格的に始めました。

この本なくして、今の私はありません。

より詳しく知りたいと思った方へ

ぜひこの本を手にとって、「六つの教え」と「三つの実践」をじっくり読んでみてください。とても読みやすく、エピソードも豊富で、具体的なイメージを描きながらすらすら読み進められます。そして、不思議なことに、いつのまにか自分がお金持ちの考え方に変化していき、価値観も変わり、「もしかしたら自分もお金持ちになれるかもしれない」という希望が絶対に湧いてくるはずです。

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「改訂版 金持ち父さん、貧乏父さん」

目次

はじめに 金持ち父さんと貧乏父さん

教えの書
金持ち父さんの六つの教え
第一の教え、金持ちはお金のためには働かない
第二の教え、お金の流れの読み方を学ぶ
第三の教え、自分のビジネスを持つ
第四の教え、会社を作って節税する
第五の教え、金持ちはお金を作り出す
第六の教え、お金のためでなく学ぶために働く

実践の書
実践その一、まず五つの障害を乗り越えよう
実践その二、スタートを切るための十のステップ
実践その三、具体的な行動を始めるためのヒント

おわりに 経済的自由を手に入れるためには

いますぐ行動しよう!

改訂版
著者 ロバート キヨサキ
翻訳 白根 美保子
2013年11月発売
発行 筑摩書房
272ページ
1,600円+税

初版
著者 ロバート キヨサキ
シャロン・レクター(公認会計士)
翻訳 白根 美保子
2000年11月発売
発行 筑摩書房
288ページ
1,600円+税

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