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【感想・ネタバレ】藤原和博著「坂の上の坂」、これからは「富士山型」から「八ヶ岳型」の人生観へシフトしないと幸せになれない?その意味とは。

更新日:

少し前に「坂の上の坂」という本を読みました。

元リクルート社員で東京の公立中学校の民間校長を務めた経歴を持つ教育家の藤原和博さんの書いた、老後をハッピーに生きるために、今何を考え、どう行動したらよいかを示した本です。

坂の上の雲の時代

「坂の上の雲」という司馬遼太郎さんの有名な小説があります。これは、人々の「夢や目標」を坂の上にある「雲」に例え、それを実現するために、雲を目指して坂道を一生懸命上っていった、維新から日露戦争を戦った明治時代の日本人の心意気を描いています。

藤原さんのが言うには、明治時代、人間の寿命は50年ほどだった。その頃の人々は「雲」を眺めながら一生懸命働いたあと、隠居し、余計なことを考えず、まもなくあの世からお迎えが来た。

当時はこれが普通の人生観だったのです。

坂の上の坂の時代

でも、今は、人生80年とか100年とか言われているように、人間の一生の時間は、明治時代の倍ほどの長さになり、雲を見つめたまま都合よく途中で人生が終わってくれません。昔のままの考えでは、これからの長い人生、坂の向こうには雲ではなく、ただの下り坂が待っているのです。

その現実に気付き、早めに準備した人と、そうでない人で、人生の後半の良し悪しに大きな差がついてくるというのです。

この先、あなたの人生は上り坂?下り坂?

この先の人生は、「上り調子?」 それとも 「落ち目?」

私は、この言葉をきいて、ぞっとしたと同時に、ハッと気づきました。

これ定年後だけの話ではない。

終身雇用の崩壊、リストラ。

その時は坂道が突然、絶壁に変わる

サラリーマンを定年前に卒業した場合も同じだ。

今すぐにでも、何か行動しないと。

読みながら焦ってきてしまいました。

ではどうしたらいいのでしょうか

藤原さんは、坂を転がり落ちないためには、「1つの坂だけを考えるのではなく、その坂の先に、新たな上り坂をいくつも作っていけばいい」というのです。

つまり人生観を、一つだけの坂をもつ独立峰の「富士山型」から、いくつもの坂をもつ連峰の「八ヶ岳型」へとシフトすることです。

なるほど

そのためには、従来の学校教育で刷り込まれてきた「正解主義」「前例主義」「事勿れ主義」の価値観から自分を解放し、自分なりの「哲学」をもち、他人に流されず、自分の納得できる何かにチャレンジすることで、新たな上り坂を作り続けていくことが重要とのことです。

藤原さんの想いや、坂を作り続けるための考え方や具体的な取り組みについては本書のなかに詳しく書かれていますので、一読してみてはいかがでしょうか。

「坂の上の坂」

私もこの言葉を常に頭に置きながら、早くサラリーマンを卒業できるよう、考え行動したいと思います。

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坂の上の坂

目次

はじめに 『坂の上の雲』から「坂の上の坂」へ
序章 人生のエネルギーカーブに気をつけよ
第一章 世の中を信じる
第二章 幸せは自分の中にある
第三章 ”いい子”は、もうやめる
第四章 会社を利用し尽くす
第五章 消費の作法
第六章 コミュニティをシフトする
第七章 パートナーと向き合う
第八章 死とお金を考える
第九章 本当に必要な備えをする

著者 藤原和博
発売 2012年11月25日発売
発行 ポプラ社
ページ数 263ページ
価格 600円+税

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