初詣に行ってきました。
昨年の年末ジャンボ宝くじがハズレ、年始の為替でヤラレ、大発会で株はオオアレの幕開けとなった2019年の新春。今年の相場は波乱の年になってしまうのでしょうか?
そこで、ここは一つ神頼みということで、
今日、東京日本橋のコレド室町の側にあるパワースポット「福徳(ふくとく)神社」にお参りしてきました。
福徳神社の由緒
社務所でいただいた資料によると、この神社は、貞観年間(859年~876年)から鎮座する由緒ある神社で、このあたりの村落である福徳村の稲荷神社として祀られ、その地名をとって社号としたとあります。
このあたりは昔は森林や田畑に囲まれた片田舎だったそうですが、今では当然のことながらビルが立ち並び、その面影は全くありません。
また、江戸時代には徳川二代将軍秀忠公が参詣した折、「福徳(ふくとく)とはまことにめでたい神号である」と賞賛。この時、椚(クヌギ)の鳥居に春の若芽の萌え出たのをみて、神社の別名を「芽吹(めぶき)稲荷」と名付けられたそうです。
福徳神社と富くじ
江戸時代に盛んだった「富くじ」は、現代の宝くじのようなものですが、当時は、由緒ある寺社に限り、堂舎の修復費を捻出するための富くじが公認され、ここ福徳神社も富突場になっていたそうです。
そして福徳神社の富くじは、「福徳(ふくとく)」とう名前の縁起のよさに加え、秀忠公が江戸城から合祀した弁財天が福財神として庶民の注目を集め、人気を博したようです。
という歴史もあってか、今でも宝くじ当選や商売繁盛を祈願する人々が絶えないようです。今日も参詣者の長い行列ができていました。
今年の相場ですが、「明日からこそ、良い方に動くことを願います・・・」
そして、「サラリーマンを早く卒業できますように・・・」
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福徳神社(芽吹稲荷)の御祭神
主祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)… 五穀主宰の神
相殿
天穂日命
大己貴命(大国主命の若い頃の名前)
少名彦名命(医薬・温泉・酒造の神)
事代主命
三穂津媛命
江戸時代前後に合祀
太田道灌、弁財天、徳川家康
福徳神社(芽吹稲荷)の公式サイト:https://mebuki.jp/
隣にある、薬の神様を祀った薬祖神社もお参りしよう
福徳神社のすぐ隣に「薬祖(やくそ)神社」という小さな祠があります。
日本橋界隈は、江戸時代に薬種問屋が集まっていた場所。いまでもこの付近には、製薬会社の第一三共やアステラス製薬や、試薬メーカーの関東化学などの本社が有ります。
この神社は、明治41年(1908)に、東京薬種貿易商同業組合(現公益社団法人 東京薬事協会)が、東京上野の五條天神社から薬祖神(やくそしん)の御霊を迎えたのが始まりだそうです。2016年に現在の場所に三代目の薬祖神社が遷座しています。
社殿を囲む玉垣には、「太田胃散」「ツムラ」「エーザイ」・・・など、奉納した製薬会社の名前(どれも有名)がずらりと刻まれていて圧巻です。これだけの製薬会社に囲まれてお参りすると、なんだか病気が治ってしまいそうな気分になります。
持病のある方はぜひお参りしてみてはいかがでしょうか。
私は、「通風が再発しませんように・・・」
隣の福徳神社にも同じ神様が祀ってありますので、ダブルで参詣するとご利益はさらに増すかもしれません。
薬祖神社の御由緒
御祭神
大己貴命(おおなむじのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
御利益
無病健康・病気平癒
薬祖神社のWebサイト(公益社団法人東京薬事協会)
:http://www.yakujikyo.or.jp/festival/history.html